「喧嘩後に気持ちが戻らないのはなぜ?よそよそしい態度を取る心理が知りたい!」
どんなに仲のいい恋人同士でも、たまには喧嘩をすることもあります。
喧嘩自体はよくあることですが、問題なのは喧嘩後に二人の関係がよそよそしくなってしまうことです。
相手の気持ちが戻っていないと、「仲直りしたのになぜ?」と気になるでしょう。
そのため、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
- 喧嘩後に気持ちが戻らない理由は?
- なぜよそよそしい態度を取るの?
- 気持ちが戻らないのは冷めた証拠?
そこで今回は、喧嘩後に気持ちが戻らない理由や、態度がよそよそしくなる心理をご紹介します。
喧嘩後に、微妙な関係になってしまった二人の仲を戻すための方法もまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
喧嘩後に気持ちが戻らない理由とは?よそよそしい態度を取る心理を解説
喧嘩するほど仲がいいとは言うものの、それは喧嘩をしたあとに関係が深まった場合です。
気持ちが戻らなかったり、よそよそしくなると「もしかしてこのまま別れてしまうんじゃ?」と焦ってしまうでしょう。
なぜ喧嘩後に気持ちが戻らなくなってしまうのか、考えられる理由を以下の通りお伝えします。
- 一線を超えた酷い言葉を投げつけられたことが尾を引いている
- しぶしぶ仲直りしただけだった
- まだ心の中に不満が溜まっている
- 自分の気持ちを整理しきれていない
- 相手を信用できなくなった
- 相手の地雷を踏むのが怖い
- 同じような喧嘩を何度もしている
- 以前と価値観が変わった
一線を超えた酷い言葉を投げつけられたことが尾を引いている
喧嘩の際に相手から言われた酷い言葉が尾を引いている可能性があります。
喧嘩をしてお互いヒートアップしてくると、相手に酷い言葉をぶつけてしまうことがあります。
本音では思っていないのに、売り言葉に買い言葉でつい出てしまうのでしょう。
喧嘩の最中は気が高ぶっているのであまり気になりませんが、落ち着いてきたころにじわじわと酷い言葉が心を傷つけていきます。
自分ではどうしようもできないことを責められたり、家族をバカにされるなど、一線を越えた酷い言葉は心に重くのしかかってしまうでしょう。
忘れようにも、ふとしたときに思い出して暗い気持ちになってしまいます。
酷い言葉を投げつけてきたことにちゃんと抗議したいと思っているのですが、一度仲直りしてしまったので気持ちをぶつけることができません。
かといって、何もなかったかのように接するほど許せてもいません。
そのため、気持ちがモヤモヤして態度がよそよそしくなってしまっているのです。
「なんで相手がよそよそしいのか分からない…」という人は、自分が酷い言葉を投げつけていないか思い出してみてください。
「たったあれくらいのことで…」と思うかもしれませんが、どんな言葉で傷つくかは人によって違います。
しぶしぶ仲直りしただけだった
相手はしぶしぶ仲直りしただけだったので、喧嘩後に気持ちが戻っていない可能性があります。
仲直りしたものの、相手はまだ喧嘩の内容やこれからについて納得がいっていないのでしょう。
本当はまだ言いたいこともあるし、恋人を許せていない可能性があります。
それにもかかわらず、仲直りを選んだのは、仲直りを選ばないといけない空気があったためです。
喧嘩は1人ではできないため、片方が「もう喧嘩はやめよう」といった場合、従うしかありません。
仲直りを受け入れたのであれば、自分の気持ちがどうであれ喧嘩を終わらせるべきです。
しかし、相手は喧嘩を終わらせることができていないために、会ったときによそよそしい態度をとってしまっているのです。
まだ心の中に不満が溜まっている
仲直りしたものの、まだ心の中に不満が溜まっている場合も、喧嘩後に態度がよそよそしくなってしまうでしょう。
なぜなら、人は不満を抱えたままだと徐々に相手への気持ちも冷めてしまうからです。
喧嘩の内容に不満を抱えているのが、少しずつ喧嘩をした相手への不満として変化していきます。
不満を抱えていることを相手にさとられないようにしているため、普段に比べて態度がよそよそしくなるのでしょう。
自分の気持ちを整理しきれていない
自分の気持ちを整理しきれていないことが原因で、態度がよそよそしくなる場合があります。
恋人との喧嘩をきっかけに、自分の気持ちを再確認する人も少なくありません。
それまで絶対だと思っていた恋人への気持ちがなくなったり、これからのことを考え直す人もいるでしょう。
恋人との関係が密接であればあるほど、気持ちに与える影響も大きくなります。
「頭では分かっていても気持ちが追い付かない」なんてことあるかもしれません。
相手は、今自分の気持ちが揺れていることに戸惑っているのでしょう。
はっきりとあなたへの気持ちが固まれば接する態度も決まりますが、今は日によって気持ちに波がある状態です。
自分で気持ちを整理できていないため、必然的に態度もよそよそしくなってしまうわけです。
相手を信用できなくなった
喧嘩をきっかけに相手を信用できなくなると、たとえ仲直りしても気持ちが戻らなくなってしまいます。
なぜなら、相手を信用できるかどうかは、誰かと付き合っていくうえで欠かせないポイントだからです。
信用できない相手と一緒にいると、「裏切られるんじゃないか」と相手の行動ひとつひとつに疑いを持ってしまうでしょう。
たとえ相手が「大好きだよ」と愛情を示してきても、「どうせ嘘なんでしょ」と素直に愛情を受け取れません。
二人の関係がぎくしゃくするのも当然です。
信用できない相手とずっと一緒に生きていくことはできません。
相手は、この先の二人の関係に限界を感じ始めているため、気持ちが戻らなくなっている可能性があります。
相手の地雷を踏むのが怖い
態度がよそよそしいのは、相手の地雷を踏んだらどうしようと不安を感じているためかもしれません。
喧嘩の際に相手の地雷を踏んだ結果、さんざんな目にあったことがトラウマになっているのでしょう。
仲直りしたとしても、「またあの地雷を踏んで怒らせてしまったら…」という恐怖はなかなか消えません。
下手なことをして怒らせないようにしようと思っているため、態度がよそよそしく、他人行儀になるというわけです。
「地雷を踏んだらどうしよう」と起こってもいないことを心配するのはもったいないと思うかもしれません。
しかし、相手の仲では地雷を踏んだときの反応がよほどトラウマになっているのでしょう。
今は「相手とずっと一緒にいるために分かり合う努力」よりも、「とにかく怒らせないように何もしない」ことを優先してしまっています。
同じような喧嘩を何度もしている
同じような喧嘩を何度もしていると、仲直りしたとしても気持ちは戻りません。
なぜなら、人は成長を感じられないとその関係に意味を見出せなくなってしまうからです。
同じことが原因で喧嘩を繰り返していると、「またか」とうんざりするでしょう。
「この先あと何回こんなことを繰り返すんだろう」と思ったときに、「一緒にいる意味はあるのかな?」と疑問に思うわけです。
同じことが原因で何度も喧嘩を繰り返している人は要注意です。
「きっとまた許してくれる」なんて思うかもしれませんが、相手の気持ちは喧嘩のたびに確実に冷めてしまうでしょう。
このままでは、急に別れを告げられてもおかしくはありません。
以前と価値観が変わった
喧嘩後によそよそしくなったのは、相手の価値観が変わったことが関係している可能性が高いです。
なぜなら、人は人間関係がうまくいっていないときに自分の気持ちを見つめ直すからです。
恋人が喧嘩する理由や原因はさまざまですが、喧嘩をして何も思わない人はいません。
少なからず、自分の気持ちや二人のこれからについて考える時間が生まれます。
考える時間を設けたことで、相手の価値観に変化が出るのは当然のことです。
態度がよそよそしいのは、自分の気持ちに整理がつかず戸惑っている証拠でしょう。
ただ、態度がよそよそしいからといってすぐに関係がダメになるわけではありません。
価値観が変わったことで、より恋人を愛おしく大事にしたいと思いなおすことだってあるわけです。
今は新しい価値観に合わせて、恋人への接し方を見直している最中です。
よそよそしい中でもあなたへの気遣いが見られるときは、大丈夫なので安心してください。
喧嘩後、よそよそしい態度を取る相手への対処法は?仲直りするために!
喧嘩後、よそよそしい態度を取る相手にはどんな対処をすればいいのでしょうか。
仲直りしてこの先も一緒にいたいと思う人が大半でしょう。
そのため、ここからは今あなたができることや、すべきことを以下の通りお伝えします。
- 少しの間、物理的に距離を置く
- 相手の話をしっかり聞く時間を作る
- 自分の気持ちを素直に相手に伝える
- 喧嘩の原因を二人で分析する
- お互いに悪い点を直す努力をする
- 相手への愛情をきちんと伝える
- スキンシップを意識的に増やす
- あいさつなど基本的なコミュニケーションを大切にする
少しの間、物理的に距離を置く
喧嘩後に相手の態度がよそよそしいときは、少しの間でいいので物理的に距離を置きましょう。
なぜなら、態度がよそよそしいのは相手の中で気持ちに変化があったサインだからです。
気持ちが揺れているときに無理に接触しても、余計に関係を悪化させる恐れがあります。
物理的に距離を置くと、必然的に一人になる時間が増えるでしょう。
結果、お互いが冷静になって今後のことを考えられるようになるわけです。
物理的に距離を置くのは、これからも二人が一緒にいるために大事な期間です。
とはいっても、ギクシャクした関係のままずっと距離を置くのは自然消滅にもなりかねません。
なので距離を置く前に、この先も一緒にいるために距離を置くこと(前向きな距離の置き方であること)をきちんと相手に伝えてください。
距離を置く期間は恋人によってさまざまですが、たとえば1週間なら「1週間経ったら一度連絡を取り合う」と約束しましょう。
距離を置いたまま自然消滅しないよう、ある程度の期限を決めておくのは大事です。
相手の話をしっかり聞く時間を作る
距離を置いたあとは、相手の話をしっかり聞く時間を作ってください。
なぜなら、喧嘩後に態度がよそよそしいのは、相手があなたや二人の関係に少なからず不満を持っているためです。
その不満をあなたに伝えられないから、モヤモヤしたり態度がよそよそしくなるのです。
本音を素直に伝えられていれば、ギクシャクすることもありません。
「言ってくれればいいのに」と思うかもしれませんが、なかなか相手への不満は伝えにくいものです。
だからこそ、あなたから相手の話を聞く時間を作ってみてください。
ポイントは、相手を責めないことです。
「なんで言ってくれないの?言わないと分からない」では、相手も本音を言いにくいでしょう。
「ギクシャクしたままは嫌だから、思っていることを教えてほしい」と、この先も一緒にいたいから本音が知りたいと伝えてみてください。
自分の気持ちを素直に相手に伝える
相手の話をしっかり聞くのと同時に、自分の気持ちを素直に相手に伝えることも大事です。
自分がこの先どうしていきたいのか、どんなふうに二人で関係を作っていきたいのかを素直に話してください。
恋人同士は、どちらかが上ということはなく対等な関係でないと長く一緒にはいられません。
自分の気持ちを素直に吐き出すのは、対等な関係を築くためにも大切です。
喧嘩の原因を二人で分析し、改善策を出す
喧嘩前のように仲良く過ごすためには、喧嘩の原因をなくさないといけません。
同じことで喧嘩を繰り返さないためにも、なぜ喧嘩になったのか原因を二人で分析してみましょう。
ここで注意するのは、喧嘩の原因を分析する際、一方的に相手を責めないということです。
たとえば相手の異性関係が原因で喧嘩したとしても、「全部そっちが悪い」で終わらせてはいけません。
責められていると感じると、相手は余計に心を閉ざす恐れがあります。
喧嘩の原因を分析するのは、責任の所在を探すためではなく、この先も一緒にいるためというのを忘れないでください。
また、喧嘩は決して一人ではできないように、どちらかだけが100%悪いなんてことは少ないものです。
なので、「私もこんな言い方をしたのが良くなかった」と、自分が改善できる点をきちんと相手に伝えましょう。
お互いに悪い点を直す努力をする
改善策を出したあとは、お互いに悪い点を直す努力が必要不可欠です。
喧嘩のきっかけは相手に原因があったとしても、喧嘩になったあとの態度などあなたが直すべき点も少なからずあるはずです。
相手が不満に思っている点をきちんと受けとめ、直す努力をしてみてください。
人が人を変えることはできません。
「こうやってほしい」と相手に指示しても、なかなかうまくはいかないでしょう。
それどころか「なんで変わってくれないの?」と相手への不満はつのるばかりです。
人を変えたいと思ったなら、まずは自分を変えないといけません。
自分が変われば、周囲の環境も変わり、結果的に未来も良いものに変化していきます。
あなたの存在が相手を変えるきっかけになれば、二人の関係は今よりもっと良いものになっていくでしょう。
相手への愛情をきちんと伝える
相手への愛情をきちんと伝えることも、二人が仲直りするためには大切です。
長く恋人と過ごしていると、なかなか愛情を相手に伝えることが減っていきます。
恥ずかしいといった照れがあったり、「言わなくても伝わる」なんて思うでしょう。
ただ、恋人から愛情を示されて嫌な思いをする人はいません。
「大好きだよ」「いつもありがとう」といった愛情は、きちんと言葉にして伝えてみてください。
関係がギクシャクするのは、愛情が感じられない不安からきているケースもあります。
愛情を伝えるのは、あなたが思っている以上に効果的なので、積極的に素直な気持ちを相手に伝えていきましょう。
なかなかストレートに気持ちを伝えるのはハードルが高いかもしれません。
ですが、その分しっかりと相手にあなたの気持ちが届くのでぜひ試してみてください。
スキンシップを意識的に増やす
なかなか以前のように仲良くできないというときは、スキンシップを意識的に増やしてみてください。
なぜなら、肌と肌が触れ合うスキンシップには二人の絆を深める効果があるからです。
人は、スキンシップをすると「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
これだけで心が満たされて幸せな気分になれるなら、スキンシップをしない手はありません。
気まずいときこそスキンシップでお互いの愛情を確認し、心を満たしていきましょう。
大事なのはスキンシップの内容ではなく、こまめにスキンシップをすることです。
手を繋いだり肩を寄せ合ってテレビを見るのも、立派なスキンシップのひとつです。
スキンシップが特別なものではなく日常的なものとして二人に定着すれば、今よりもっと仲が深まるでしょう。
あいさつなど、基本的なコミュニケーションを大切にする
長く付き合っていくからこそ、あいさつなど基本的なコミュニケーションを大切にしてください。
朝起きたときの「おはよう」や何かしてもらったあとの「ありがとう」などです。
どちらも基本的なあいさつですが、長く付き合っているとつい忘れがちでしょう。
しかし、基本的なコミュニケーションをないがしろにしてしまうと、徐々に関係が悪くなってしまいます。
「これくらいしなくてもいいや」という考えが、相手との関係性を軽く見るきっかけになるのです。
また、喧嘩中でも「おはよう」のあいさつを交わすだけでふっと空気が軽くなるでしょう。
基本的なコミュニケーションは、二人に危機が訪れたときにストッパーとなってくれます。
付き合いが長く家族のように心を許せる仲だからこそ、普段のあいさつを大切にしましょう。
まとめ
ここまで喧嘩後に気持ちが戻らない理由や、態度がよそよそしくなる心理をお伝えしてきました。
- 気持ちが戻らないのは不満があるから
- ショックを受けている場合もある
- まずは一度距離を置くこと
- 自分の気持ちを伝えることも大切
- スキンシップを意識的に増やそう
喧嘩は二人の絆を深めるとは言うものの、それはきちんと喧嘩を消化できていた場合だけです。
仲直りしたものの、喧嘩したことが尾を引いていると、いつまでもぎくしゃくしたままですっきりとしません。
まずは一時的に距離をおき、気持ちをクールダウンさせることが大切です。
その後、お互いに話し合う機会を設けながら、少しずつ寄り添っていきましょう。
喧嘩をしたあと別れていないということは、二人の縁はちゃんとつながっているということです。
なのでここまでお伝えしたことを念頭に諦めずできることをやっていきましょう。